一番嬉しいのは

先日、看護師をしている友人と飲んでいて聞いたのですが、病院で働いていると困ることの1つにお礼があるんだそうです。というのも、年配の方…というよりははっきりお年寄りと言った方がいいんでしょうけど、要はお年寄りがお礼と称して現金やらモノやらを医局に持ってくるので困る、というのです。

贅沢な悩みを、と言ってしまえばそれまでなんでしょうけど、存外深刻だったりする場合があるようで。基本的にはその手のお礼の類は受け取らないようにしているそうですが、要は他の患者さんに変な噂が立たないようにする、というのが目的なんだそうです。というのも、袖の下と言ったらいいんでしょうか、そういった付け届けの類を渡すことで、いくらか待遇が良くなるんじゃないか、と。要は賄賂的なもんですね。病院でそういうことがあってはいけないので一貫して受け取っていないそうですが、何も言わずに置いていってしまう方もいるとかで。正直対応に困る、とのことです。

そりゃあ確かにそうですよね。特にお年寄りは医師を神様のように崇めてしまう方も時にはいらっしゃるようですし、何より仁術であるはずの医療でそのような不公平があってはいけませんからね。じゃあ何がいいか、と聞きますと、ベタですがお礼の手紙とかはとても嬉しいそうです。その人の気持ちがこもってる手紙とかですと、時に涙してしまうこともあるとか。人間、何だかんだでやっぱり気持ちが一番嬉しいものなのかもしれない、と考えてしまった話でした。
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