新たな力を生み出すもの

疲れをとるコツってあるだろうか?

職業柄、患者に看護を提供している看護師は、逆に自分も看護してもらいたいという気持ちになることがあるでしょう。
それを実現するために、同僚に触発されたのか、自分も家族を持ちたいという気持ちを持つことが考えられていき、ともすれば自分が築いた家族を癒しの対象にしていこうという気持ちへと発展していくのではないかと思うのです。家族が居ることで精神的な安らぎを得ることができて、なおかつ辛いことや悩みを相談したいときに家族が傍に居ることで、おのずと癒されていくことが往々にしてあると思うのです。家族が自分を理解してくれることで救われる心があるからこそ人は愛を追い求めていき、家族になってくれる人と共に人生の辛苦を分かち合っていこうとしていくわけです。

看護師として働いている方が、妻から、「ねえ、今日はどんなことがあったの?嫌なことがあったときに一人で悶々と溜め込まないほうがいいわよ。私に話すだけであなたの心が軽くなるなら、とことん付き合ってあげるわよ」という会話が展開されていくと思うのです。また、自分の子供から、「パパー、お帰り!看護の仕事ってどんなのか分かんないけど、パパが家族を守るために仕事を頑張っているくらいだから仕事に誇りを持っているんでしょ?カッコイイなー」といった言葉を掛けてくれる場合があると思うのです。家族を持つことで亭主である自分に関心を持ってくれることが、人として生きる喜びのひとつとなるのです。